伊坂幸太郎先生の作品「砂漠」
私の好きな作者の一人である、伊坂先生の作品です。
<スコア>
指標 | 点数 |
---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ |
メッセージ性 | ★★★★☆ |
読みやすさ度 | ★★★★☆ |
文学度 | ★★★☆☆ |
満足度 | ★★★★★ |
<あらすじ>
社会を砂漠に例え、社会人になる前の5人の学生の大学生活を描く。
ただし、普通の大学生活ではない日常。
プレジデントマンや超能力が使える南など、日常を超えた出来事が盛りだくさん。
こんな大学生活を送れていたらなと、思い馳せるような羨ましい彼らの日常。
砂漠という社会に出る前に出会いたかった作品です。
<感想>
登場人物の西嶋君が最高です。
過去にも今にも私の周りには居ないタイプの男です。
でも、実際に近くに居たら、一緒に行動はできないだろうな。
あと、卒業式での学長からの一言が今の自分を言い表しているようで、
ドキッとしました。
私は砂漠に出て10年以上、大学時代をオアシスと感じ、
「あの時は良かったな、戻りたいな」
と思う日々を送っています。
羨ましいほどの濃厚な学生時代を語るこの本を読んだら、
学生時代を懐かしがらない人はいないのでは?
でも、、前を向いて今を進むしかない。
これからでも人間関係の贅沢を得られるように意識していきていこう。
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